こんにちは!!今度新人です。
今回ご紹介するのは、Razer社の最新メカ・メンブレンキーボードである『Razer ORNATA V3』となります。
メカ・メンブレンキーボードであり、ロープロファイル化した最新のキーボードをご紹介していきたいと思います。
この記事では
- なるべく安くて性能がいいキーボードを探している。
- メンブレンキーボードかメカニカルキーボードか悩んでいる。
- ロープロファイルキーボードを探している。
このような人たちに向けて書いています。
それでは早速ですが、製品の紹介と使用感レビューをお伝えしていきたいと思います。
行ってみましょう!!
Razer ORNATA V3の特徴
まずは、『Razer ORNATA V3』の特徴から!!
- メカ・メンブレン式のキーボードである
- フルサイズキーボードである
- ロープロファイルキーボードである
メカ・メンブレン式のキーボードである
この『Razer ORNATA V3』最大の特徴が、メカ・メンブレンキーボードであることです。
メカ・メンブレン式は1枚のシートスイッチに対し、各キーに金属の接点を置くことで、音がなるような作りになっているため、厳密にはメンブレン式になります!!
メカ・メンブレン式とは
メカ・メンブレン式の特徴は、メンブレン式とメカニカル式のいいとこ取りをしたキーボードになります。
メンブレン式は、1枚のシートスイッチを使用した低コストのキーボードで、キーの下にラバーカップが取り付けられており、打鍵感がほぼ無く、音が静かで安価なことが特徴です。
一方、メカニカル式はキーが1つずつ独立しており、比較的高価で、カチカチという打鍵音が聞こえることが特徴です。
つまり、今回のメカ・メンブレン式はメンブレン式だけどカチカチ音がするというメンブレン式とメカニカル式の融合したキーボードなのです。
フルサイズキーボードである
好みによりますが、フルサイズは事務作業を行う際に役立つテンキーが付いています。
このテンキー付属が数字の入力速度向上に役立つので、事務作業もゲーミングもどちらも同じキーボードで行いたい人は、フルサイズキーボードがおすすめです。
逆に、ゲーム用としてしか使用しないのであれば、フルサイズキーボードは幅を取り、マウスの可動域を邪魔するのでおすすめはできません。
ロープロファイルキーボードである
ここが最大の特徴と言っても過言ではありません。
いままで『Razer ORNATA V3』の発売までに『Razer ORNATA Chroma 』、『Razer ORNATA V2』とメカメンブレン式キーボードが発売されてきました。
しかし、どれもロープロファイルキーボードではありませんでした。
私は狂ったほどのロープロファイル信者なので、これまでも数々のロープロファイルキーボードを使ってきましたが、Razer社からロープロファイルキーボードが発売されたのは初となります。
ロープロファイルキーボードの利点は、キーが平べったく、押し込み加減も深くないことです。
また、打鍵感がノートパソコンのキーボードに似ているため、ノートパソコンのキーボードが好きな人には刺さると思います。
Razer ORNATA V3の性能
では、基本的なスペックから!!
『Razer ORNATA V3』 | |
---|---|
サイズ | フルサイズキーボード |
キースイッチ | メカメンブレンスイッチ |
全体の高さ | 27.05mm |
キーキャップの高さ | 4.4mm |
メディアキー | 有り |
ゲーミングモード | 有り |
ライティング | Razer Chrome RGB ライティングゾーン |
パームレスト | 付属 |
ケーブル | 有線接続(ケーブル取り外し不可) |
価格 | Razer公式価格 9,480円(税込) |
魅力的なのは価格ですね!!
1万円以下で買えるパームレスト付きのフルサイズキーボードなんです!!
Razer ORNATA V3の使用感レビューとメリット
実際に使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
- メカメンブレンの打鍵感が斬新で快適
- ロープロファイルなので打ちやすい
- 付属のパームレストの触り心地が最高
- ロープロファイルキーボードの中では安価である
メカメンブレンの打鍵感が斬新で快適
メカメンブレン式のキーボードは初体験でしたが、本当に押し心地が特殊です(笑)
メカニカル式の青軸のような引っ掛かりと打鍵音はあるのですが、青軸に比べると静かであり、押す際と押し戻る際に引っ掛かりを感じます。
しかし、なんというか心地よい打鍵音であり、またこの引っ掛かりが誤入力を抑えてくれていると思います。
本当に打鍵していて楽しいキーボードであると言えますね!!
ずっと押していたくなるような、そんな感覚にさせてくれる打鍵感です。
ロープロファイルなので打ちやすい
これはロープロファイル信者からしたら当たり前のことなのですが、やはりキーを打ちやすいです。
ただ、ロープロファイルキーボードも高さは様々であり、土台の高さも考慮すると、ロープロファイルキーボードのなかでも少し高めかなと感じます。
付属のパームレストの触り心地が最高
表面がラバーコーティングされたプラスチック製のパームレストです。
Razer社の高級なキーボードを購入すると、フカフカな革張りのパームレストが付属してくる商品もありますが、あくまでも安価な分類のキーボードなので、そこまで良いパームレストが付属してくるわけがありません。
しかし沈んだりしないため、しっかりと手首が固定でき、ラバー素材なので汗などが染み込む心配もないので、使い勝手がいいです。
また、ラバー素材の触り心地もサラサラとしていて気持ちがいいので、付属のパームレストで満足できると思います。
ロープロファイルキーボードの中では安価である
ロープロファイルキーボードは、基本的にメカニカルキーボードであり、メンブレン式は珍しいです。
今回の『Razer ORNATA V3』もメカ・メンブレン式なので、正式なメンブレンキーボードではありませんが、ロープロファイルで1万円以下の商品は初めて見ました。
安価なものでも1万円ちょっとしますし、最高峰の『Logicool G913』は驚異の3万円超えです(笑)
なんでロープロファイルキーボードって高いんですかね・・・。
まあ、そんな中でも1万円以下で購入できるので、比較的安価なロープロファイルキーボードではないでしょうか!!
Razer ORNATA V3のデメリット
また、使用してみて感じたデメリットもお伝えします。
- 打鍵感が特殊
- 打鍵時の音が大きい
- フルサイズキーボードしかない
打鍵感が特殊
好みの問題だと思いますが、打鍵感が特殊です。
正直言って、いままでのキーボードとは違った打鍵感になっています。
こればっかりは実際に打鍵してもらうのが一番いいとは思うのですが、上手く言葉で伝えるならば「引っ掛かりの強い、音の大きなメンブレン」といったところでしょうか。
感覚的にはメカニカルキーボードの青軸なんですが、青軸よりもキーが戻ってくるまで少し時間がかかるといいますか、しっかり押してるという感覚が強いです。
打鍵時の音が大きい
メカニカルキーボードの茶軸・赤軸に比べると音は大きいです。
ただ、青軸と比べると「若干音は静かなのかな??」といった感じですが、ゲーム時には確実にマイクに打鍵音が入ります(笑)
そのぐらいの音量はありますが、このクリック音が好きという人もいると思うので、青軸より少し静かというのは利点なのかもしれません。
どちらにしろ、音は出ます!!(笑)
フルサイズキーボードしかない
『Razer ORNATA V3』はラインナップにフルサイズしかありません。
テンキーレスモデルや60%キーボードが欲しい人は、別のキーボードを探すしかありません。
US配列でアメリカでしか販売されていない(2022/09/11現在)
これは現在の話ですが、いまのところ日本国内では未発売の商品ですので、Razer公式サイトでUS配列のみの購入しかできません。
Amazonでの取り扱いもありません。
しかし、Razer公式サイトにはJIS配列のラインナップが選択できるようになっているので、近々日本でも販売が開始されるのではないかと思います。
現在は『Razer ORNATA V3』のみAmazonや楽天で取り扱いが始まっています。
また、英語配列と日本語配列の選択も可能となっています。
『Razer ORNATA V3』と『Razer ORNATA V2』の違い
『Razer ORNATA V3』はどこが変わったのか、前シリーズの『Razer ORNATA V2』と比較してみてみましょう。
製品名 | Razer ORNATA V3 | Razer ORNATA V2 |
---|---|---|
全体の高さ | 27.05mm | 32.54mm |
メディアキー | ボタン式 | キーキャップ式とホイール |
パームレスト | ラバー素材 | ソフトレザー素材 |
価格 | 9,480円(税込) (Razer公式価格) | 12,588円(税込) (Razer公式価格) |
変更点だけを抜き出してみました。
全体の高さ
キーボード全体の高さですが、『Razer ORNATA V3』からロープロファイルになっているので、低くなっていることがわかるかと思います。
メディアキー
『Razer ORNATA V2』では、キースイッチの形をした再生停止および先送りと逆戻しで、ホイール式の音量調整でした。
しかし、『Razer ORNATA V3』ではボタン型になり、音量調整と再生停止のみになりました。
この点は以前の『Razer ORNATA V2』のほうが使い勝手がよく、優れていたかと思います。
パームレスト
『Razer ORNATA V2』ではソフトレザー素材である、フカフカなパームレストが付属していましたが、『Razer ORNATA V3』ではラバー素材の硬いパームレストが付属しています。
これは恐らくロープロファイルになり、ソフトレザー素材では高さがですぎてしまうために変更されたのではないかと思います。
価格
『Razer ORNATA V3』と『Razer ORNATA V2』では価格差が3,108円あります。
これも推測で申し訳ないのですが、メディアキーのホイール廃止とパームレストの変更による価格差なのではないかと思います。
とにかく重要なのは『Razer ORNATA V3』は1万円以下という点です!!
『Razer ORNATA V3』と『Logicool G913 TKL』との比較
さて、いままで私が1番愛用していたロープロファイルキーボードとの比較になります(笑)
『Logicool社』の同じロープロファイルキーボードで比較してみました。
『Logicool G913』を持っていなかったので、テンキーレスモデルとの比較になってしまいます。
製品名 | Razer ORNATA V3 | Logicool G913 TKL |
---|---|---|
全体の高さ | 27.05mm | 22mm |
キーの種類 | メカメンブレン式 | メカニカル式 |
メディアキー | ボタン式 | ボタン式&ホイール |
ケーブル | 有線接続 | 無線接続 |
ゲーミングモード | 有り | 有り |
ライティング | Razer Chrome RGB 1,680万色対応 | Logicool G HUB対応 |
パームレスト | 付属有り | 付属無し |
価格 | 9,480円(税込) (Razer公式価格) | 30,360円(税込) (Logicool公式価格 ) |
全体の高さ
ここはやはり『Logicool G913 TKL』のほうが低いですね。
キーの高さは差ほど変わらないのですが、本体部分の高さに差があります。
より低いキーボードが欲しい人は、『Logicool G913 TKL』を選んだほうが幸せになりますね(笑)
キーの種類
ここは明らかに異なるところですが、
『Razer ORNATA V3』はメカ・メンブレン式の一択です。
『Logicool G913 TKL』はメカニカル式のため青軸・茶軸・赤軸から好みの軸を選択が可能です。
メディアキー
これはどちらもボタン式ですが、ボタンの種類が異なります。
『Logicool G913 TKL』はどちらかといえば『Razer ORNATA V2』の時の配列をボタン式にしたような作りになっています。
また『Logicool G913 TKL』には、音量調整ホイールも付いています。
ケーブル
『Razer ORNATA V3』は有線接続のみです。
一方『Logicool G913 TKL』には有線・無線・Bluetoothの3種類の接続方法があります。
ゲーミングモード
これはどちらも付いていますが、『Razer ORNATA V3』は「ファンクションキー」を押しながら「F10」を押すという二段階の手順を必要とします。
『Logicool G913 TKL』は左上のボタンを押すだけです(笑)
ライティング
光り方は『Razer ORNATA V3』のほうがシートスイッチ全体が光るので、キレイに光っていると感じます。
『Logicool G913 TKL』も光りますが、キーの下が個々に光る感じなので、光り方は控えめといった感じです。
パームレスト
『Razer ORNATA V3』には付属していますが、『Logicool G913 TKL』には付属していません。
しかし、『Logicool G913 TKL』は極端に低いため、パームレストはかえって邪魔になると思います。
私も『Logicool G913 TKL』を使用する際はパームレストは使っていません。
手首の位置がキーより高くなってしまうんですよね(笑)
価格
ここは正直言って比べること自体が意味不明な感じですが、価格差は約2万円です。
ただ、ちょっと考えてみてください!!
価格差は約2万ですが、本格的に違うところはキーの種類とテンキーレスという点だけです。
もちろん多少の外観の違いはありますが、3万円のキーボードと1万円以下のキーボードにここまで大差がないのはすごくないですか!?!?
まあ、『Logicool G913 TKL』はアルミフレームであったり、色々高級な見た目にもこだわっているので、本当は比較対象としてはおこがましい相手なんですがね(笑)
でも『Logicool G913 TKL』を購入するか検討中だった人、特に値段で購入に踏み切れていなかった人は、一度『Razer ORNATA V3』を触ってみてください。
「あれ??有りかも!!」って思いますよ!!
まとめ
今回は『Razer ORNATA V3』をご紹介しました。
メカ・メンブレン式キーボードで、史上初のロープロファイルということで期待して購入しましたが、期待を遥かに上回るほどの最高のキーボードでした。
ゲームでも良し!!タイピングでも良し!!
1万円以下でこれほどのキーボードは、滅多にお目にかかれませんね!!
特に、メカ・メンブレン式という独特な打鍵感が癖になります!!
初めてのゲーミングキーボードにもおすすめですが、メカニカル式を使っていて、メカ・メンブレン式という新たなジャンルを体験してみたい人に特におすすめします!!
私がメカニカル式をずっと使っていて、今回始めてメカ・メンブレン式を試したので(笑)
『Razer ORNATA V3』の購入はこちら(Razer公式HP)
それでは~~